こんにちは、田中です。
2周くらいくらいまわってやっぱり一般皮膚科診療が好きです。
美容医療をやっている根底として。
一般皮膚科の限界があること、
そして美容医療でも流行りではなく医学的に正しいことをしたい、という考えがあります。
クリニックといえども、事業なので
流行りを追わなさすぎて、事業としてどうなんじゃーーーーとかなる瞬間は多々ありますが🤣
どうか、これを読んでくれてる数名の方にはきっとお越しいただけると信じて笑
さてさて。
今回は私のライフワークである
酒さ・赤ら顔
そしてTANAKA SKIN CLINIC新規導入外用薬(塗り薬)
エリセゴゲル!!!

について。
酒さ・・
語り出すととまらなくなるんですが、
簡潔にお伝えしたい、今日は。
エリセゴゲルの主成分はブリモニジンというものです。
ブリモニジンは国際的な「酒さのエキスパート会議」ROSCO (Rosacea Consensus Panel)で2017年に報告されている酒さの表現型分類、治療法でも持続性紅斑の第一選択薬として推奨されています。2013年にFDAに承認されている成分です。
すなわちエリセゴゲルは持続性の紅斑(ずーっと赤い症状)に効くお薬です。
主成分のブリモニジン=α2アドレナリン受容体作動薬です。
酒さの方が赤いのは皮膚の微細な血管がひらいているから。
なので、ブリモニジンが血管に働きかけて、血管を収縮(細く)させます。
そうすると、血管が細くなるので、顔の皮膚の血管を巡る血流の量が減り赤みが抑えられるということです。
⭐️エリセゴゲルの使い方⭐️
①朝使います
※はじめてのときは夜から使うのもOK(赤くなる、ほてるなどの副作用チェック!副作用は数%の報告とされています。)
②洗顔後、しっかり保湿をして、その保湿剤が完全に乾いてからエリセゴゲルを顔全体で「ピーナッツ1粒分(約0.5g=1FTU)」程度塗ります。

👩⚕️FTU(Finger Tip Unit:フィンガーチップユニット)とは?👩⚕️
塗り薬の多くは、チューブの口の直径が5mmに設計されています。
その場合
1 FTU = 大人の人差し指の先から第一関節まで、一直線に乗せた量
重さに換算すると = 約0.5gとなります
※湿った状態で塗ると吸収が早まって、刺激感が出やすくなることがあります。
※最初は少なくてOK
③その後日焼け止めをたっぷり、しっかり塗りましょう!
※酒さは紫外線で悪くなります。
⭐️注意事項⭐️
・妊娠授乳中は使用できません
・18歳以上の方の使用が推奨されています
効果としては
使用した日から実感することが多いです。30分後から効果を実感し始めて、3時間〜6時間が効果がピークとなり、約12時間持続します。
ただし!!!
ここが重要なのですが、
赤みを永遠にとる治療ではない
ということなんですね。
酒さの病態は
毛包周囲を中心とした炎症状態です。
他の外用薬や、それこそIPL(ステラM22!!)で炎症を抑える必要があるんですね。
他の外用薬やIPLは赤みに効くまでは時間がかかります。
根本を改善する治療なので。
諸説あるかと思いますが、私が文献を読んでいたった結論は
・あくまでも赤みを抑える併用療法として使用する
・エリセゴゲルだけでなく、他の根本治療や悪化しないようにするためのスキンケアや紫外線対策は最低限おさえる。
ということが大切です。
でも酒さ、赤ら顔の方は
毎日のずーーーーっと続く赤み、不快感、灼熱感、火照り感
それが嫌なんです。
根本治療ではなくても、その症状がおさえられるなら大変有効な治療法と考えます。
実際塗ってみた!
外用開始1時間 適当に外側中心に塗ったら 外側からじわじわ効いてきた!
赤みとの境界がはっきりわかります。

外用5時間程度
頬は全体的に白くなり、塗っていない鼻の下との境界がはっきりわかります。

今回は実験的に部分的に塗りましたが、赤みが気になる方は赤みが気になる所全体的に塗っていただきます。
名古屋市瑞穂区で赤ら顔、酒さが気になる方
今まで色々なところでも治療が難しかった方
エリセゴゲルは赤ら顔・酒さの唯一無二の治療薬ではないし、
完治させる薬でもありません。
酒さの基本はスキンケア、紫外線カット、そして炎症を抑えること。
ただ、その基本の治療と併用して使用してもよいと考えます。
診察からお待ちしております。
※エリセゴゲルによる治療について
・未承認医薬品等
エリセゴゲルは、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認薬です。
・入手経度等
当院で使用しているエリセゴゲルは、インドのAkums Drugs & Pharmaceuticals Ltd.社により製造されたものを当院で個人輸入しております。
・個人輸入された医薬品等の使用リスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/healthhazard/
海外通販などでの個人輸入品には、成分量が不正確・不純物混入などのリスクがあります。厚生労働省も注意喚起を行っています。
・国内の承認医薬品の有無
エリセゴゲルは、国内においては承認されていません。
・諸外国における安全性などに係る情報
米国のFDA(アメリカ食品医薬品局)をはじめ、諸外国で承認されております。