水虫について

水虫とは
白癬菌が皮膚に寄生して発症します。発生部位により、足白癬、爪白癬、体部白癬、股部白癬など名称が多数あります。
白癬菌はケラチンを栄養源として生息するため、ケラチンが多い部位である皮膚の角層、爪、毛包に病変が生じます。
水虫の種類
足水虫
足に生じる水虫のことです。日本人の約2割が発症しているといわれています。
種類
趾間型
足のゆびの間に赤み、カサカサ、ふやける症状がでます
小水疱型
足の裏の小さな水ぶくれができます。痒みを伴うことがあります。
角化型
足の裏全体の皮膚が厚く、硬くなります。痒みはほとんどありません。
爪白癬
爪に生じる水虫のことです。足白癬がきっかけで起こることが多いです。
爪が白く濁る、厚くなって変形する、もろくなって崩れやすくなるなどの症状があります。親ゆびの爪に起こりやすいです。
水虫の検査
爪の一部、水ぶくれ、むけた皮をピンセットやきれないメスでとり、顕微鏡の検査で調べます。検査は5分程度で、その場で結果がわかります。
水虫の治療
足水虫の治療
抗真菌剤の塗り薬で治療をします。
趾間型では2ヶ月以上、小水疱型では3ヶ月以上、角化型では6ヶ月以上が目安となります。
塗り方の方法がとても大切で、肉眼で確認できる病変よりも広い範囲で塗ります。症状が落ち着いてもしばらくは外用を続けることで再発予防となります。
爪水虫の治療
抗真菌薬の飲み薬、塗り薬で治療をします。
飲み薬の場合、採血が必要になります。どちらの治療法にするかは相談して決めますが、いずれにせよ治療期間は長くなります。